江戸時代の日本で、額や絵馬に和算の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したものである。
算額は和算において問題が解けたことを神仏に感謝し、ますます勉学に励むことを祈念して奉納されたと言われる。
やがて人々の集まる神社仏閣を問題発表の場として、難問や問題だけを書いて解答を付けずに奉納する者も現れ、それを見て解答や想定される問題を再び算額にして奉納することも行われた。
このような算額奉納の習慣は、世界中を見ても他に例がなく、日本独特の文化と言われる。
そもそも絵馬なので雨ざらしだった
ここからは父から聞いた話となります。
そもそも算額は絵馬の扱いのため、屋外に雨ざらし状態で置いてあったものが大半だそうです。(中には屋内で保管されていたものもあると思います)
近年、文化的に価値があると知った神社仏閣が屋内で大切に保管するようになったそうです。
そのせいか父の画像を整理しているとどう見ても「これはただの板だな!!」と言うものも多々存在します。
きれいだなと思った算額は大体が復元です。それはそうですよね。江戸時代に隅で書かれたものですもの。劣化していて当たり前です。
父の資料の中に復元前と復元後、と言う画像がありました。
素人はここで疑問に感じます。
こんなただの板からなぜ復元できるのか?と
これに関してはものによるらしいですが
内容を書いて保存してあった場合と、ただの板に見えてそうじゃない場合(わかりにくくてすみません)です。
例としてこの画像。画像だとただの板に見えますが

近付いてよく見ると墨の跡が盛り上がって見えます。これを手掛かりに復元していることもあるそうです。

このサイトでは父の手元のデータを元にこういったもの、復元のもの、新しいもの、いろんなものを掲載していきます。
最近のコメント